総トン数20トン未満の船舶を「小型船舶」といい、これらを操縦するために必要な免許を「操縦免許」といいます。 操縦免許には「1級」、「2級」、「特殊」の3区分があ り、エンジンを装備している船(モーターボート等)を操縦するには「1級小型船舶操縦免許」または「2級小型船舶操縦免許」を、水上バイク(ジェット)操縦するには「特 殊小型船舶操縦免許」を持つことが義務づけられています。
また、2級には「湖川小出力限定」の区分があり、エンジン出力は15キロワット未満(約20馬力)とされています。
免許の違いでどんな船に乗れる?
1級小型船舶操縦士は全ての海域で航行できますが、2級小型船舶操縦士は海岸から5海里(約9km)、特殊小型船舶操縦士(水上バイク・ジェットスキー)は船舶検査済証(車でいう車検証)に記載されいている範囲内といった制限があります。よくある質問で1級船舶免許と2級船舶免許で乗船可能な船の大きさが異なるというイメージを持たれる方が多くいらっしゃいます、船の大きさの制限はなんと「1級船舶免許」も「2級船舶免許」も同じ大きさ(総トン数20トン未満で水上バイクを除く重量)なのです。船舶免許の種類で異なるのは「操縦できる船の大きさではなく、岸からの距離なのです。
また総トン数20トン未満の船舶である事が基本なのですが例外もあり、総トン数20トン以上のプレジャーボートで、次の要件の全てを満たしている場合には、小型船舶に含まれます。
1,一人で操縦を行う構造であるもの
2,長さが24メートル未満であるもの
3,スポーツ又はレクリエーションのみに用いられるもの(漁船や旅客船等の業務で使用される船舶ではないもの)
※航行区域の1海里は、1,852m、2海里=約3.7Km ・ 5海里=約9Km・100海里=約180Km1級免許で、海岸から100海里を操縦できるので日本全国航行ができます。ただし100海里以遠を航行する場合は、6級海技士(機関)以上の乗船が必要です。
※2級免許は18歳になるまでの期間、船舶の大きさが5トン未満のものに限定されます。また、2級免許には、湖川のみで操縦を限定する「湖川小出力限定」免許の制度もあります。
免許の種類 |
操縦できる船の種類・大きさ | 航行区域 | 免許取得年齢 |
---|---|---|---|
特殊 |
ジェットスキー専用 |
2海里以内 |
16歳以上 |
2級 |
総トン数20トン未満または24m未満 |
5海里以内 |
16歳以上 |
1級 |
100海里 | 18歳以上 |
免許取得の流れ
ヤマハ藤田ボート免許教室では、2つの方法でボート免許の取得できます!!
当ボート免許スクールではお客様のニーズに合わせて、どちらでも選択できるコースをご用意しております。
【一日取得コースとは】
独自のカリキュラムにより最短1日で取得する国家試験受験方式
小型船舶操縦士国家試験を受験するコースです。
試験は、身体検査、学科試験、実技試験です。講習は当社が実施し、試験は一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会が実施します。
十分に高い確率で合格し、早く・安く取得できるので、多くの受講生の方々が1日でボート免許取得しています。
【国家試験免除コースとは】
国家試験「学科試験と実技試験」免除で免許が交付される国家試験免除方式
登録小型船舶教習所において、法律で規定の講習を受講した後、修了審査(国家試験と同等の内容)を受験するコースです。
国家試験を受験する必要はありませんが、同等の内容の修了審査(学科・実技)で合格しなければなりません。
万一審査に不合格になっても、補習と再審査があるので、時間と費用がかかってもボート免許は取得できます。
※登録小型船舶教習実施機関:東京ベイボートアカデミー㈱
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各免許の航行区域MAP